リールメンテナンス・・・その3
2007年 11月 26日
いよいよ‘ツインパ1000S‘編
その前に、シマノで修理(部品交換)してもらった部分の確認
フリクションリング・・・パーツリスト№50
ローラークラッチ(組み)・・・パーツリスト№43
シマノの見解(説明)では、‘巻きが重く感じる‘原因として
「フリクションリングの変形」とだけ書かれています
ところがですね~
分解図を見たところ変形しただけでは構造上、重くなはならない
どうして重くなるかと言うと・・・
「リングが変形し、外側にはみ出た部分が回転枠(ローター)の内側と干渉するから」
だと、思う たぶん
ローラークラッチの方は‘シャリシャリ音‘の発生原因と言うことで、‘重い‘原因では無さそう
フリクションリング、ローラークラッチを新替えして・・・
・シャリシャリ音は無くなった
・‘巻きが重く感じる‘のは少し改善された←変形していないので軽くならなければおかしい
で、やっぱり
‘巻きが重く感じる‘原因は「グリス」じゃないかと
「拭き取るしかない・・・」
アルテグラ1000では上手くいったので、ツインパもイケルでしょう・・・
ツインパ1000S いよいよ分解の巻き
スプールを取り外してみると、いきなり‘アルテグラ‘とは部品構成が違うんだけど・・・
「まあ 何とかなるでしょう」
ちょっとビビリながらスプール座金3枚と良く似たスプール軸セットピン抜けどめを外す
慎重にスプール軸ベアリングガイドピン(極少部品:要注意)を抜き、ベアリングとベアリングガイドを取り外すと ようやく‘アルテグラ‘の時と同じ形になってくれました
回転枠ナットを取り外し、回転枠(ローター)を外すと‘ローラークラッチ‘部分が現れます
ワタクシが‘分解‘したのはここまでです
ローラークラッチの部分を触る勇気は有りませんでした
ヘタすると‘ストッパー機構‘が壊れてしまいそうで・・・
スプール軸(メインシャフトと呼んでいたモノ)に着いているグリスを丁寧に拭き取り、ハンドルを少し回転させ、また拭き取り
10回ほど繰り返し、ほとんどグリスがつかなくなった処で、ローラークラッチ部分に垂れない様、慎重にIOS-01オイルをスプール軸(メインシャフト)にヌリヌリ
(ローラークラッチに‘注油禁止‘って書いてありますので)
しばらくハンドルを回し、オイルをスプール軸に行き渡らせます
ベアリングガイドピンの差込みにちょっと手間取りましたが、何とか元通りに復元
スプールも取り付けてハンドルを回して見ると・・・
「オッ 軽い!」
例の「ハンドルを持たずに回せるか?」をやってみると・・・
(↑ リールの足を持って、ハンドルの自重だけでハンドルを回し、タイミングよくリールの角度を変えて‘グルグル‘回し続けられるか と言うテスト)
「やり~ 回る回る」
最後に‘ドラグ‘のチェックをしておしまい
アルテグラに続き、ツインパ1000Sの整備も無事成功!
良かった 良かった
それから・・・
スプールが無い状態でハンドルを回すと、極僅かだけれど
ゴロゴロ
音が聞こえる訳じゃないけど、‘振動‘が伝わって来ます
修理に出した時にもらったコメント
「ギヤ類に多少のゴロツキが有ります・・・」
なんとなく 解りました
でもまあ、ハンドルが軽くなったので当分はこのままです
それにしても ‘IOS-01‘ いい仕事します
オススメ!
(T@nakaさん ありがとう!)
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道具の進化って凄いですね、ロッド、リール、高性能な物ほどあとあとメンテなどでお金が掛かる気がします。やはり道具より財布が軽くなるのが一番の問題点ですね!
良いモノを紹介して頂き、ありがとうございます
アルテグラがあんなに軽くなったのにはマジびっくりでした
今使っている01が無くなったら01pro買ってみます
超オススメ!